01 / BACKGROUND

背景と記録

ペリカンアンコウは、世界の温帯・熱帯深海に分布するとされる。クロアンコウ科の魚である。成体の雌は、丸い黒色の体と上向きの大口を持つ。長い牙と、頭上の誘引突起も備える。突起の先端にある発光部は暗い水中で強い識別点になる。分類と学名はWoRMS、日本語名と形態の補助はJAMSTEC BISMaLを参照した。

暗黒の中で撮影された映像は、光の当たり方によって体色や牙の印象が大きく変わる。本作品は特定映像の恐ろしい一瞬を模写せず、丸胴、大口、短い尾、一本のルアーという構造を整理した。雄の寄生形態や発光器内部は省いた。24×24では形が読み取りにくくなるためである。

02 / APPEARANCE

姿の解釈

雌個体を横向き3/4に置き、口とルアーが重ならない角度にした。球形の黒い胴、上向きの口、まばらな白い牙、短い尾を大きな塊で作り、頭上から細い誘引突起を立てて先端だけを青白く光らせた。表情を誇張せず、深海魚としての比率を優先した。

03 / PIXEL DESIGN

ピクセルデザイン

24×24では、黒と濃茶の胴を一つの丸い量へまとめ、口の開口部を暗赤、牙を白、発光端を青白で示した。歯の本数や皮膚の凹凸は捨て、ルアーが背景へ消えないよう一本の連続線として配置している。四〜五色の高い明暗差で小さな一覧でも判別できる。

04 / VISUAL STUDIES

補助作品と造形研究

64×64の補助作品では、顎の厚みと数本の牙を一から描いた。胸びれ、短い尾、誘引突起の曲がりと発光端も描き足した。黒い胴と白い牙の対比を保っている。

ペリカンアンコウの補助作品・64×64ピクセルアート

SUPPLEMENTAL PIXEL / 64×64

主作品を手がかりに、形の情報を描き足した補助作品。

ペリカンアンコウの造形研究用BASE STUDY

BASE STUDY

ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。

BASE STUDYは、球形の体と大口の重量、細いルアーとの対比を検討した独自の3/4像である。特定の写真に見られる照明や口の角度をなぞらず、複数資料に共通する構造から組み直した。ドット化では黒い体の質感を省き、口、牙、発光端の三つの明部へ視線を集めた。

解像度別ネイティブ作品

05 / FEATURES

特徴一覧

  • 球形の黒い体
  • 上向きの大口と牙
  • 先端が発光する短い誘引突起
06 / SOURCES

出典・参考資料

このページでは、研究機関や公的資料で確認できる名称・形態・観察情報と、designnodeによる造形の解釈を分けて書いています。特定の写真や映像を転載したり、そのまま模写したりはしていません。深海の映像は照明で色が変わるため、写っている色をそのまま体色として扱ってはいません。