背景と記録
アイスランド東部の観光資料は、最古の記録を1345年までさかのぼると紹介する。ラーガルフリョゥト湖の怪物に関する記録である。年代記の語は、不思議なものや驚異を意味する。現在流通する長虫型の全身像とは分けて読んだ。その後の地誌や民話集、地域の記録が姿と物語を重ねてきた。
長さ、こぶの数、水中か陸上かという説明は時代ごとに変わる。2012年の映像も世界的に報道された。映像だけで未知動物を確定することはできなかった。作品では、長い身体が濁った湖面に断続して見える形を選んだ。複数資料に共通する視覚要素を組み合わせている。
姿の解釈
小さく鈍い頭、眼の目立たない太い首、長い胴で構成した。胴は脚やひれを持たず、低いこぶの間隔も変えている。扁平な櫂状の尾をつないだ。既存のシーサーペントより胴を太くし、開いたS字の重い輪にした。氷河シルトを思わせる灰、褐色、淡い腹面を使う。
ピクセルデザイン
24×24では、二重に折れるS字を優先した。頭から尾まで、幅の差が少ない輪郭である。眼は一ピクセル、こぶは短い明色面へ絞った。鱗や竜の角より、身体を一筆で追える構成を優先した。
補助作品と造形研究
64×64では、別の太いS字を組んだ。頭の眼と口、喉、六つの短い体節を加えた。上面の不揃いなこぶと扁平な尾も描いている。濁水の中で質量を感じる幅を保った。内側の空間と尾の角度を一から描き直した。
PIXEL ART / 24×24
特徴を絞り込んだ24×24作品。
BASE STUDY
ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。
BASE STUDYでは、歴史上の変化する記述を手掛かりにした。冷水とシルトの多い湖に似合う、無肢の長い生物を検討した。湿った皮膚や体節を確かめ、主作品ではS字と明暗の帯へ絞った。全身の比率を検討する下描きである。
解像度別ネイティブ作品
NATIVE PIXEL ART / 128×128
ラーガルフリョゥトルムリンの64×64作品の特徴を引き継ぎ、主要形状を追加したネイティブ128×128作品。
NATIVE PIXEL ART / 384×384
ラーガルフリョゥトルムリンの構造と質感情報を増やしたネイティブ384×384作品。
NATIVE PIXEL ART / 768×768
ラーガルフリョゥトルムリンの形態・立体・陰影を最も詳しく描いたネイティブ768×768作品。
特徴一覧
- 太く無肢の長い身体
- 不揃いな低いこぶ
- 扁平な櫂状の尾
出典・参考資料
- The Lagarfljot Wyrm Visit Egilsstaðir ↗
- Chronicle — Lagarfljót Wyrm Lagarfljótsormur ↗
- Hallormsstaður visitor map and history Icelandic Forest Service ↗
このページでは、公開資料で確認できる伝承・証言・研究の内容と、designnodeによる造形の解釈を分けて書いています。未確認生物が実在するかどうか、どの分類に当たるかを判断するものではありません。