背景と記録
ネス湖の周辺には、古くから水の怪物の話があった。ただし、いま世界に知られているネッシーの姿が広まったきっかけは、1933年の目撃報道である。翌1934年に発表されたいわゆる外科医の写真が、長い首という像を決定づけた。この写真は後に、仕掛けを使ったものだったと説明されている。
Natural History Museumは、ネッシーが首長竜のような姿で描かれるようになった経緯を紹介している。2019年には、環境DNA調査も行われた。環境DNAとは、水に残る生物由来のDNAを調べる方法である。その結果から、巨大な未確認の爬虫類を裏づける情報は得られなかった。
同館が関わったProject Urquhartの記録は、研究の歴史を残している。怪物探しだけでなく、湖の生態と水の動きまで調べた記録である。古い伝承、1930年代の報道、その後に育った観光文化は、それぞれ分けて扱った。この作品では、人々のあいだで定着していった姿を描いている。
姿の解釈
アザラシを思わせる小さな頭と、前へ傾けた中程度の首で構成した。重い胴には三つの低いこぶを置き、四枚の丸いひれと上向きの尾をつないだ。チャンプより首を低く、ナウエリートよりこぶを多くして輪郭を分けている。泥炭のような緑がかった灰色と淡い喉で、冷たい湖の印象を示した。
ピクセルデザイン
24×24では、頭から首へ立ち上がる線を中心にした。三つのこぶが作る上下のリズムも、横長の姿を支えている。四枚のひれは二つの大きな三角形へ整理した。眼は一ピクセル、皮膚の斑は数か所だけに絞った。
補助作品と造形研究
64×64では、頭部をアザラシ状に描き直した。口、眼、喉、四枚のひれ、こぶの反射色も加えている。首は白鳥のように湾曲させず、前へ傾けた。主作品と同じ三こぶを保ちながら、各部を一から描き直した。
PIXEL ART / 24×24
特徴を絞り込んだ24×24作品。
BASE STUDY
ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。
BASE STUDYでは、アザラシ型の頭とウナギ状の胴へ形を分解した。そのうえで、両者が自然につながる比率を検討している。皮膚の斑、しわ、ひれの厚みも描き、立体を確かめた。24×24では、三つのこぶと首の角度へ情報を絞った。
解像度別ネイティブ作品
NATIVE PIXEL ART / 128×128
ネッシーの64×64作品の特徴を引き継ぎ、主要形状を追加したネイティブ128×128作品。
NATIVE PIXEL ART / 384×384
ネッシーの構造と質感情報を増やしたネイティブ384×384作品。
NATIVE PIXEL ART / 768×768
ネッシーの形態・立体・陰影を最も詳しく描いたネイティブ768×768作品。
特徴一覧
- アザラシ状の小頭部
- 前傾する中程度の首
- 三つの低い背中のこぶ
出典・参考資料
- What is a plesiosaur? — Is Nessie a plesiosaur? Natural History Museum ↗
- Project Urquhart: Loch Ness survey Natural History Museum Archives ↗
- With drones and webcams, volunteer hunters join a new search for the mythical Loch Ness Monster Associated Press ↗
このページでは、公開資料で確認できる伝承・証言・研究の内容と、designnodeによる造形の解釈を分けて書いています。未確認生物が実在するかどうか、どの分類に当たるかを判断するものではありません。